自動車関連を中心に回復基調にある金型製造関連市場
グローバル競争を勝ち抜く精密5軸加工機による差別化

世界の金型製造業の市場規模は、8兆5000億円(2016年生産額)と言われており、そのベスト3が中国・アメリカ・日本となっています。リーマンショック以降、景気低迷が続いていた日本の金型業界も、2010年の底から自動車を中心にして、少しずつ回復を続けています。一方、昨年ISTMA(国際金型協会)に日本金型工業会が復帰加盟した事により、今後は世界各国との金型業界や金型メーカからの情報を収集・共有する事で、更なる成長と発展に期待しているところです。

また経済のグローバル化に伴い、日本の製造業の空洞化が進む中で、コストが最優先となる金型製品は、人件費の安い中国・韓国への金型生産拠点の移転や仕事の国外流出が進んでいます。しかしながら、自動車用の精密金型や医療機器関連の高品質を求められる金型に関しては、最新の技術を駆使した高精度高性能な金型加工機と、熟練経験者による独自のノウハウを未だ必要とするため、中国・韓国では品質/生産性の面で製造が困難であり、依然日本の高い技術力とノウハウが発揮できる唯一生き残りの分野となっています。

マザックにおいては、最新の素材技術・性能仕様・加工技術を盛り込んだ高精度/高品質に特化した精密5軸加工機UD-400/5Xを開発し、高生産性と究極の工程集約を実現し、紹介・提案しています。またマザックが今まで全く新しいコンセプトマシンとして独自開発してきましたハイブリッド5軸マシンシリーズを使い、金型の肉盛り修正と再生仕上げ加工を可能にした VARIAXIS j-600/5X AMと、複合加工機INTEGREXを使った金型加工の1-2工程自動受渡し5軸加工/工程集約加工にも日々取組んでいます。

 

射出成形機の仕組みとプラスチック成形工程

金型関連の加工機械と加工対象品

複合加工機による 工程集約
同時4軸/5軸加工
INTEGREX i-H シリーズ


精密金型加工に 特化した高精度
高性能5軸加工機
UD-400/5X


ワイヤーアークを融合した
ハイブリッド 5軸マシン
VARIAXIS j-600/5X AM


 

 

マシンモデル群