現在の製造業は、製品の多様化・短命化、少子・高齢化など様々な問題に直面しています。

それら問題点を解決するため、ヤマザキマザックは革新的な生産性の向上、高品位な加工技術の確立、高度技能者の持つスキルに置き代わる新たな機能開発など、オリジナリティのある製品開発にチャレンジしています。

インテリジェント機能は高度技術者のノウハウや五感に代わって、機械自身が加工プロセスのサポートや操作自体を行う機能です。

数々のインテリジェント機能を搭載したインテリジェントマシンはオペレータの負担を大幅に軽減し、高い生産性、高品位な加工を提供します。
さらにインテリジェント機能のサポートにより、どんな方にも安心して使いこなしていただくことができます。

 

先進のインテリジェント+機能を搭載。

そしてスムーステクノロジーコンセプトにより、インテリジェント機能はインテリジェントプラス機能に進化しました。

インテリジェントプラス機能は、「基本性能アップ」「見える化」「簡単調整」をさらに追求した機能です。

1、加工 2、段取り、3、保守 生産を行う各プロセスをサポートし、さらなる生産性の向上、高精度加工を実現します。
 

スムース マシニング コンフィギュレーション

加工アプリケーションの形状や加工方法に合わせて、機械の性能を最大限に引き出します。

「加工時間(速度)」「仕上げ面(滑らかさ)」「形状(精度)」に関わる機械の特性を簡単にチューニング出来る機能です。

お客様ご自身で、簡単に調整や設定変更が可能で、さらに加工アプリケーション毎にチューニングした内容はデータベースとして登録し、活用して頂けます。

特に微小線分プログラムを使用する複雑形状のワークで威力を発揮します。

 

加工ブロックごとに稼働する直線軸、回転軸から最高な加速度を判断することで、各軸の能力を最大限に引き出し、サイクルタイムの時間短縮を実現します。  

 


 

コーナー部を加工する際にプログラム指令通りの急な加減速を行わず、滑らかなコーナリング制御を行うことにより、加工時間の短縮と滑らかな仕上げ面を実現します。

 
 

軸送り時の加減速による工具刃先の振動を加工形状から予測し、送り速度を制御することで加工面の品位を向上しながら、早い切削速度での加工を実現します。また、切削中の工具刃先の振動が低減することで、工具刃先の異常磨耗を防止します。

インテリジェント サーマルシールド

機械構造の工夫や特許技術を用いた制御技術により熱変位対策に苦労することなく、長期に亘って安定した加工精度を実現します。

切削加工を行う環境下では様々な温度環境の変化により膨張したり収縮し、それが加工精度を不安定にします。例えば、長さ1mの鉄や鋳物は、1°温度が上昇すると約10μm膨張します。高精度な切削加工を行うには、熱変位対策が重要です。

スムーステクノロジーコンセプトにより、インテリジェントサーマルシールドは進化しました。

温度センサを増やしたことにより、きめ細やかに機械を制御出来るようになり、連続加工精度はさらに安定します。

また、熱変位補正量および室温、クーラントの温度を監視する見える化と、補正量の調整機能を追加したことで、お客様の生産環境に適応する安定した加工精度維持が簡単に実現できます。

 

インテリジェント セイフティシールド

作成したプログラムに対する高精度な干渉チェックが可能です。

同時5軸加工プログラムに関しても自動運転中の干渉チェックが可能なため、安心して機械を使用して頂くことができます。

さらにSmooth CAM RSと連携することにより、実機上の確認だけでなく、事務所内のパソコン上でも干渉チェックができ、プログラム作成から干渉チェックまでが効率よくスムースに確認頂くことができます。

 

写真:VARIAXIS i シリーズ

写真:INTEGREX e-H シリーズ

インテリジェント バーローダ システム

1本の棒材から複数の種類、多数の部品を生産する際、最適な部品取りを行なう様、スケジューリングを行います。

通常の棒材からの加工よりも残材料の削減にもつながり、より効率的な生産が可能です。

素材の突き出しについてもサーボ制御にて自動で行なうため、ワークストッパが不要になり、棒材供給の時間が短縮されサイクルタイムの短縮が図れます。

チャック圧プログラム管理機能(オプション)を使用すれば、加工するワーク毎のチャック圧をプログラムにて管理が出来、簡単に設定することが可能です。

 

  • 従来方法
    部品Bが加工可能な残材長さでも部品Aを加工するため、2本目を加工します。 

 
  • INTEGREX i-100 BARTACシリーズ
    バーローダから得た残材長さを基にCNCがスケジュール運転します。 


 

インテリジェント バランスアナライザ

加工不良、機械破損の原因となる冶具、ワークによる旋削テーブルのアンバランスを分析し、バランスを取るための重り位置をグラフィックで表示します。アンバランス量が過大な場合には、アラーム停止で警告します。

 

マザックボイスアドバイザ

段取り時の操作内容、安全確認などを機械自身が音声でお知らせします。
あらゆる作業工程の注意不足によるミス防止に大きな効果を発揮します。

インテリジェント マザチェック

5軸加工機の精度を向上するために必要な回転軸のズレや傾きを分かりやすい操作画面で簡単に自動計測・補正します。
MAZATROL SmoothX搭載機では直線軸に平行移動する位置偏差の補正だけでなく、傾き方向による角度偏差についても補正できるように進化しました。

MAZA-CHECK画面より測定項目の選択、測定用情報設定、測定用プログラムの自動生成・入力が可能です。
分かりやすい操作画面で計測作業をサポートします。

インテリジェント メンテナンスサポート

消耗部品の使用履歴を常に監視します。
交換時期に達するとオペレータに交換を促し、確実な保守作業をサポートします。

インテリジェント パフォーマンス スピンドル

スピンドルの温度などの情報をオペレータに感覚的に分かりやすく提供します。
主軸の機械トラブルを未然に防ぐことができ、安全性、信頼性を向上させると共に生産性低下による損失を最小に抑えます。

 

レーザ加工機 インテリジェント機能


厚板でも薄板でも素材が変わっても、自動段取りによって高速・高精度に最適な加工が可能。


当社レーザ加工機には各材質や板厚に最適なレンズ・ノズルを自動選定し交換するインテリジェント機能を搭載。
熟練作業者でなくても簡単に最適な条件で切断することができます。
加工時間の短縮、加工部品の品質向上、そしてランニングコストの削減にも繋がります。

インテリジェント セットアップ機能

板厚や材質が変るたびに作業者が都度行う段取り作業や調整作業を自動化し、生産性を向上させます。

 

トーチの交換をプログラム指令で自動的に行ないます。
例えば、7.5インチのレンズを保持したトーチと5インチのレンズを保持したトーチをセットしておくことで、異なる板厚や材質の素材を切断する際でも、作業者の介在無く自動交換することができ、連続無人化運転を促進します。

ノズルの交換をプログラム指令で自動的に行ないます。
最適ノズルや予備ノズルに自動交換し、連続無人化運転に貢献します。
また、アシストガスの消費が抑えられ、最適な加工が得られます。

 

 

焦点距離の計測作業は、作業者が手動でZ軸を上下させ、最も適した焦点距離をCNCへ手動登録する作業であるため、段取り作業時間はオペレータの技量に左右されていました。
マザックは、焦点距離の測定や補正作業を自動化することによって、非熟練作業者でも簡単に設定でき、機械の停止時間を最小限にします。


 

加工レンズの位置をプログラム指令で上下させる機能によって、材質や板厚が変った際に手動でレンズを動かすことなく、簡単に最適な焦点位置を自動設定することができます。
また、中・厚板のピアシング時には焦点位置を徐々に下げていくことで素早いピアシングが可能になります。


 

レーザビームの径を自動で変えることができます。
各材質、板厚ごとに最適なビーム径にすることで薄板では加工速度が向上し、厚板では加工融度向上による安定加工が実現します。

 

 

ノズルを交換するたびに行なわなければならない、倣いの設定作業を自動的に行ないます。


 

プログラム指令により定期的に加工ヘッドをノズル清掃ブラシへ移動させ、ノズルに付着したスパッタ等を除去することでノズルに起因する加工不良や加工停止を未然に防ぎます。

インテリジェント モニタリング機能

作業者に成り変わり、レーザ加工の状況を監視します。
加工ヘッドに搭載したセンサがピアシング貫通や加工異常(バーニング、プラズマ)を検知。異常を感知すれば是正したり一時加工を停止をして最適な加工を実現します。

 

確実にピアシングを行なう為に、実際よりも長い時間のピアシング指令を行なう安全なプログラムを作成し、加工を行なうため、加工時間は長くなり、生産性が上がらない場合がありました。
ピアシング検知ではピアシング貫通したことをセンサが検知すると、次の加工に移るので、無駄な時間を省いて生産性が向上します。



 

ステンレス等の中・厚板を加工する際、プラズマが発生して、加工不良が起きたり、アラームで機械が停止し加工が継続できず生産がストップするケースがあります。
プラズマ検知は、加工中プラズマを検知すると、最適な加工速度に自動変更しますので、不良品を最小限にし、切断を継続することができます。
また、裏面のバリを最小限に抑え、良好な切断面が得られます。

 
 

軟鋼の中・厚板を加工する際、素材間に熱が蓄積される等の原因でバーニングが発生し、不良品になるケースがあります。
バーニング検知は、万一加工中にバーニングが発生した場合に異常を検知し、機械を停止させ、加工不良品を最小限にします。


 

レンズ上面にホコリやチリなどの異物が入り込んだ状態で、レーザ光を放出した場合はレンズが破損し、重大事故につながる恐れがあります。
レンズモニタは、万一レンズ上面で燃焼し発生した場合でもセンサで検知し、機械を停止させ重大事故を未然に防ぎます。

インテリジェント カッティング機能

従来技術では困難であった鋭角の高品質加工や高効率加工においても、最適な加工ができるようレーザ制御を行ないます。
マザックの蓄積した技術・ノウハウによって最適なレーザ加工を実現します。
 

 
ファインパワーランピングは、レーザ出力と送り速度を高次元でバランス化し、コーナ部と直線部で各々の最適な加工条件に自動変更します。
これにより、コーナ部に付着するドロスの発生を抑え、直線部分ではレーザ出力をフルに活かせる送り速度で加工が行えます。
 

フラッシュカットは、レーザ加工を行なう際に各軸を停止させることなく、レーザのON/OFFを行うことで切断する加工方法です。
軸移動とレーザON/OFFを同一制御系で指令することで完全に同期させ、最適なタイミングでレーザON/OFFを行うことで実現。
加工時間を極限まで短縮します。