社会活動

教育・学術

マザック財団による研究助成と論文表彰

当社では、機械産業の発展に寄与することを目的として1981年に財団法人マザック財団を設立し、高度生産システムに関わる研究開発とその利用、ならびに国際的技術交流について援助、助成をおこなっております。 
研究助成発表と優秀論文表彰は、毎年当社ワールドテクノロジーセンタにておこない、高度化する生産技術に、少しでもお役に立てるよう努めております。

 

職業訓練校、高等学校へ技術講師の派遣

高齢化社会を迎え、多くの製造業者は熟練社員の退職という、今まで培われてきた高度な技術やノウハウを途絶えさせる危機に直面しています。ヤマザキマザックでは、技術継承を緊急課題のひとつに掲げ、各自治体を通じ高度熟練技能者を工業高校や業界団体へ講師として派遣しています。
高等学校では、技能検定合格に向けた作業の手順や、注意点を細かく指導し、課題の金属部品をミクロン単位の正確さで仕上げる技術を伝授するなど、次世代のモノづくりを担う人材育成に努めています。
また、経済産業省の支援による、製造現場における中核人材の育成を目的とした教育プログラム、「工作機械メンテナンスリーダ養成セミナー」においても、講師の派遣、及び当社研修施設にて、講義、実習をおこなっております。

 

海外での人材育成と支援活動

当社、現地法人マザック コーポレーション(アメリカケンタッキー州フローレンス市)では、ケンタッキー北部商工会議所によるベスト(B.E.S.T-Best Education Success Team)プログラムにおいて、毎年Northern Kentucky University(NKU)にビジネス奨学資金とエンジン二アリング テクノロジー奨学資金を、Gateway Community and Technical College(GCTC)にマニュファクチュアリング テクノロジー奨学資金を提供しています。 
また、Co-op 教育制度(Co-operative Education)による生徒の受け入れをおこない、優れた人材の育成と地域の雇用促進に努めています。


 

地域社会

職場体験学習の受け入れ

未来を支える子供達は、私達の宝物です。当社では、子供達が地域の様々な人との交流や体験を通じて、豊かな人間性や社会性をはぐくむ機会として、中学生の職場体験学習を受け入れています。
体験学習では、モノづくりの技能継承を目的に、工場見学や工作機械の基礎を学び、高度熟練技能士を講師として講義、技能体験を行っています。
また、ベテラン従業員の指導のもと、実際に工場にて作業をおこない、モノづくりの難しさ、そして自分で作り出す楽しさを学んでいます。 職場体験実習を経験した学生からの、「普段しないモノづくりができ、いい体験になった」という喜びの声を励みとして、今後も積極的に職場体験実習を受け入れていく予定です。

小学生や地域住民を対象とした工場見学

ヤマザキマザックでは、地域に根差した企業を目指し、新工場の竣工時に地域の皆様に対して工場見学をおこなっております。 
また、小学生を対象とした工場見学では、工作機械とはどのような機械で、どのように私達の生活に関わっているかなど、当社ショールームにてご紹介した後、実機の動きや、組立エリアまで見学して頂いています。 
工場見学された子供達や保護者の方から、感動と喜びの言葉を頂戴しております。

少年少女発明クラブへの指導員の派遣

ヤマザキマザックでは、大口少年少女発明クラブに技術者の指導員を派遣しています。 
少年少女発明クラブは、青少年の想像力を尊重し、科学技術に対する夢と情熱を育み、創造力豊かな人間形成を図ることを目的として、社団法人 発明協会により1974年から活動しているクラブで、現在、全国47都道府県に205のクラブが設置され、約9000人のクラブ員が創作活動しています。 
当社は、少年少女発明クラブを通じて、次世代のモノづくりを担う、子供達の創造力の育成に努めています。

住民の皆様に最も身近な企業であるために

地域の皆様に近い場所で関わりを持つ事、それが地域との関わりを深める第一歩とヤマザキマザックは考えます。
地域の皆様に最も身近な企業であるために、ヤマザキマザックグループは、各生産拠点単位で地域の祭りやイベント、花火大会等に協賛しております。 
また、みのかも日本昭和村ハーフマラソン大会を始め、各自治会によるスポーツ・レクリエーションの協賛により、地域の皆様方の健康づくりやコミュニティ活動を推進し、地域の産業の振興発展、地域の文化・スポーツに関する活動を支援しています。


 

芸術・文化

芸術を通じて、豊かな時間をご提供

ヤマザキマザックは、21世紀の新しい都市型美術館として「ヤマザキマザック美術館」を2010年4月に開館いたしました。身近な場所で美術に触れていただくことで、みなさまに心安らぐ、潤いの時間をご提供いたします。 
ヤマザキマザック美術館では、ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダン等ロココの時代から、新古典主義のアングル、ロマン主義を代表するドラクロワ、写実主義、印象派、そしてエコール・ド・パリ等、18世紀から20世紀に至るフランス美術200年の流れが一望できるコレクションで構成されています。
さらには19世紀末にフランスを中心に花開いたアール・ヌーヴォーの代表的な作家であるガレをはじめとする様々な作家達のガラス作品や家具も展示しています。 常設展示を中心に、企画展、講演会や演奏会を開催し、社会に潤いを与える文化活動を発信していきます。

ヤマザキマザック美術館


 

マルチステークホルダー方針

当社は、企業経営において、従業員、取引先、顧客、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。

マルチステークホルダー方針