自動車関連のグローバルエンジニアリングビジネスに更なる推進とチャレンジ

近年、電気自動車(EV)への関心が高まっています。 車載用バッテリーの技術進化に伴うEVの走行距離の飛躍的な伸びや、一段と厳しさを増す自動車の燃費(CO2排出量)規制などにより、中国や欧米を中心に普及スピードが加速しています。 自動車の仕組みが内燃機関からEVにシフトすれば、ギアチェンジを担う変速機は不要といわれています。しかし、EV化に伴って部品は一体化し、形状も複雑化するため、ギア関係部品の強度や精度がこれまで以上に求められます。
マスカスタマイゼーションという言葉に代表されるように、昨今はニーズの多様化に応えるため、多品種少量や変種変量、一品生産などが求められています。このトレンドは、歯車加工の領域でも同様です。例えば、従来は歯車加工専用機を使って工程分割で行う生産が主流でした。しかし、リードタイム短縮、生産量や品目の多寡に左右されない柔軟な生産ラインを構築するため、汎用機を用いた工程集約のニーズが高まっています。
求められる歯車のサイズや種類は、自動車のトランスミッションで使用されるモジュール(*)0.5~1.5クラスの小型ギアから、建機の機構部品や航空機エンジンの高効率化を引き出すギアードターボファンで用いられるモジュール8程度の大型遊星歯車まで多岐にわたります。ですから、求められる加工機のサイズもさまざまです。 (*:歯の大きさを表す単位で、歯車の基準円直径を歯数で割った値)

汎用複合加工機に歯車加工専用機を融合させたハイブリッド複合加工機"INTEGREX AGシリーズ"

新たに開発した「INTEGREX AGシリーズ」は、同時5軸複合加工機のINTEGREXシリーズにスカイビング加工などの高度な歯車加工機能と機内計測機能を融合しました。これまで複数の専用機で行っていた歯切り加工から旋削・マシニング加工、加工後の機内計測に至る全加工を1台で完結し、生産リードタイムの大幅な短縮と高精度な加工を実現します。
NTEGREX AG専用の制御技術がもたらす専用機並みの生産性と、当社独自のCNC装置MAZATROL SmoothXに搭載された対話式プログラミング機能により、専門知識が無くても簡単かつ短時間で高精度な歯車加工を実現します。

 

マザックのグローバルなサポート体制

マザックでは、自動車部品加工に携わるお客様のサポート拠点となる、テクノロジーセンタとテクニカルセンタを全世界に開設し、グローバルなネットワーク体制で充実かつ迅速なアフターサービスをお届けしています。
更には、マザックが持つ経験と実績を生かし、ターンキーと呼ばれる治具・ツール・加工技術・システム・周辺装置を含めたエンジニアリングビジネスにも取り組んでいます。
今後もマザックでは、世界中の自動車関連のお客様をサポートする共に、グローバルエンジニアリングビジネスに一層力を入れ挑戦し続けていきます。


グローバルエンジニアリング ビジネスフロー

 

自動車部品の主な加工例

FF-5000/40
ガントリーロボット
2台連結ライン


MEGA TURN 400
ブレーキディスク
加工ライン


MULTIPLEX W-200Y
ガントリーロボット
システム


マシンモデル群